YouTubeで「wbc live」での検索結果
家にテレビがなかったりする人、WBCとか、ワールドカップとか、何とかして見たいですよね。
Amazonプライム、通称アマプラでも、500円で見られますし、何なら、30日間無料体験できてしまう、というお得な制度があります。つまり無料で見ることもできてしまうということですね。
(今回の検証では、ライブ配信を検証した結果、結局アマプラが最安で安全でしたので、アマプラのリンクを貼っておきます。)
ただ、一方で、YouTubeで、面倒な登録なしで、タダで見られたりしないの?と思う人もいると思います。そこで、今回、私がYouTubeで「wbc live」と打ち込んでみた結果を検証してお伝えしたいと思います。
YouTubeでwbc liveと打ち込んでみる
どうせなら、リアルタイムのライブ配信でみたいですよね。そこで、YouTubeの検索欄で、「wbc live」と打ち込んで検索してみます。
なんと、何本ものライブ動画が出てきます。ワールドカップの時も、同じように、YouTubeでライブ配信を検索してみたことがありましたが、全く同じように、何本もライブ配信チャンネルが出てきていました。
バリエーション豊かなライブ動画:主に3つの傾向
何本もライブ配信チャネルが出てくるので、一つ一つ見ていくと、主に三つのグループに分かれることがわかりました。
①映像を一部隠したりするも、映像がわかるように流す
これらの配信は、しばらくすると、配信が停止されます。頑張って工夫を凝らしていても、ダメなものはダメ、という感じでしょうか。
こんな感じで動画が停止されます。
これも違反や、けしからん、という意見もあると思いますが、後から出てくる種類のチャネルに比べると、とっても可愛く感じられます。
②権利映像は使用せず、独自の解説など、テレビ放送と並走して独自コンテンをライブ配信
これは、全く問題ないようですね。それなりに6,000人以上が視聴していたり、うまくいっているようです。スーパーチャットも発生していますね。
③ギリギリ見えるか見えないかの配信をしつつ、外部URLへ誘導するライブ配信
見えるか見えないかの配信をしている配信は見逃されているようで、配信停止にはなっていませんでした。
一見、見にくいし、何が目的のチャネルやねん、と思いますが、よくよく見てみると、似たようなチャネルはたくさんあって、どれもやたら外部へのリンクを貼っています。
配信するというよりは、リンクへの誘導を狙ってるように見えます。
そこで、実際に記載されているURLにアクセスしてみました。
違反配信のコメントに記載されている外部URLにアクセスしてみると・・・
コメント欄に記載されている外部URLにアクセスしてみると、下記のようなURLにリダイレクトされました。
https://rebroso.xyz/sports/1/cc/?affiliate_id=73_5bc3eb59_&cid=641a5840fb5eb50001c83a72&lp=sports_multi_mo&m=2023+WORLD+BASEBALL+CLASSIC+FINAL+LIVE&sport=&urs=
試しに、ChatGPTにこのURLの危険性を聞いてみたところ、下記のような回答がありました。
提供いただいたウェブサイトは、URLに長いランダムな文字列が含まれ、個人情報を求めているため、不審なもののように見えます。オンライン上で個人情報を共有する際には、注意を払い、情報を提供する前にウェブサイトの正当性を確認することが重要です。ウェブサイトに疑問や懸念がある場合は、避けることが最善策かもしれません。
ChatGPT https://chat.openai.com/chat(最終アクセス2023年3月22日)
では、詐欺サイトで、行けるところまで行ってみます
皆様に代わりまして、私の方で、このサイト、どんなものなのか、登録しても問題ないのか、行けるところまで行ってみます。
実際に私が使っているメールアドレスと適当なパスワードを打ち込んでみました。
登録後、数十分経っても迷惑メールは届いていないので、もしかしたらメールアドレスは集めてないのかもしれません。何度かメールアドレス、パスワードを入れてみましたが、「すでに登録済み」のようなことも言われないので、メールアドレスを用いた会員登録機能は実装されてないのでしょう。
けれど、メールアドレスとパスワードの収集をしている可能性は大いにあります。
メールアドレスとパスワードを色んなサイトで使いまわしている人も多いので、一つ目の罠ですね。
メールアドレスとパスワードを入力して「続行」を押すと
きました。
クレジットカードの入力画面です。この詐欺サイトはクレジットカード情報の取得が狙いに違いありません。
試しに、カード決済システムのテストに使用されるVISAの番号を打ち込んでみます。
カード番号を入力して「Pay now」をクリックすると・・・
おお、3Dセキュアが有効になっているかどうかまで判別しています。なかなかやりますね。
3Dセキュア対応されているテストカードを入力してみると
こちらも決済には進めませんでした。そうこうしているうちに、
そして、詐欺サイトも閉鎖へ
なんと、数十分後に同じサイトにアクセスしてみると、サイトは閉鎖されていました。
https://rebroso.xyz/sports/1/cc/?affiliate_id=73_5bc3eb59_&cid=641a5840fb5eb50001c83a72&lp=sports_multi_mo&m=2023+WORLD+BASEBALL+CLASSIC+FINAL+LIVE&sport=&urs=
こちらのURLでも
https://rebroso.xyz
こちらのドメイントップもアクセスできなくなっていました。
rebroso.xyzとは何だったのか
who.isというサービスで見てみると、なんと、アメリカでの登録でした。ナイジェリアとか、全然違う場所を想像していました。
Registrant Contact Information:
Name
REDACTED FOR PRIVACY
Organization
PrivacyGuardian.org llc
Address
1928 E. Highland Ave. Ste F104 PMB# 255
City
Phoenix
State / Province
AZ
Postal Code
85016
Country
US
Phone
+1.3478717726Administrative Contact Information:
Name
REDACTED FOR PRIVACY
Organization
PrivacyGuardian.org llc
Address
1928 E. Highland Ave. Ste F104 PMB# 255
City
Phoenix
State / Province
AZ
Postal Code
85016
Country
US
Phone
+1.3478717726Technical Contact Information:
Name
REDACTED FOR PRIVACY
Organization
PrivacyGuardian.org llc
Address
1928 E. Highland Ave. Ste F104 PMB# 255
City
Phoenix
State / Province
AZ
Postal Code
85016
Country
US
Phone
+1.3478717726Information Updated: 2023-03-22 04:48:53
who.is https://who.ic/whois/rebroso.xyz (最終閲覧日2023年3月22日)
まとめ
YouTubeでWBCなどのスポーツイベントを、放送権を無視してライブ配信しているチャネルは、犯罪の温床になっていますね。例えば、WBCなどであれば、Amazonプライムで月額500円で見れるので、テレビを買うよりも、カード情報を抜き取られるよりも圧倒的に安上がりに見られます。
30日間の無料体験もあるので、大きな声では言えませんが、使ってみて、続けるのは高いと思ったらキャンセルしても全く問題ないと思います。クリックだけでキャンセルできるので。
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